言葉

こんばんは。

 

巧に文章を紡げるようになりたい。それは、極限まで無駄を削ぎ落とした明晰で鋭い文であったり、それとは対照的な、ゴテゴテと飾りたてられ、胃にモタれてしまうような重厚な文を巧みに織り込みながら、編み上げられた文章。詩のように文章の構造と表現したい内容が不可分に結びついているような。

僕は、言葉をただある思想を表現するだけの道具として使いたく無い。思想はもちろん自然に沸き起こると考えられている感情すら、恐らくまったく言葉から独立して生じることは無い。このことを否定的に捉えるとすると、言葉によって人はあらゆる行動や気持ちの手綱を握られてしまうということ。そして、そこから自由になりたいとすれば、自分を縛り付ける言葉に対して、言葉によって徹底的に向き合うしかないんじゃないかな。

もちろん、言葉に対抗する言葉も結局のところ、自分を縛り付ける言葉に包摂されてしまうのかもしれないけど、自分が使う言葉に向き合うその刹那、付け入る隙がないように見える言葉のネットワークは動揺するんじゃないかと思う。だから、言葉に使われるのではなくて、言葉を使うことができたときに僕は、一番自由を感じる。その時が自分のなかで新しいものが生み出されているのだから。

 

前半と後半で話が違ってきてしまったし、ルソーは何処に行ってしまったのだと自分でも思う。

おやすみ