新居

新居の契約も最終段階に入り、台風のなか入居する家の鍵を受け取りと、部屋の状態のチェックをしてきた。玄関からキッチンそしてリビングと傷や汚れの有無のチェックは淡々と進んで行ったのだけど、トイレに来た時最悪なトラブルが発生。なんとトイレからボットン便所見たいな芳醇な香りが漂ってくるではないか。

水回りはきちんとリフォームが入っていて新品同様だったので、油断して内見の際にしっかりとオイニーまでチェックするのを忘れていたのだ。

尋常じゃない匂い。例えるならば、森の中の湧水から汲んできた水と挽きたての豆を使って淹れたコーヒーにうんこを入れて煮立てたような匂い。座ってじっくりとうんこをするどころか、ちょいっとおしっこすることさえ躊躇われるような高純度な香り。

ここで少し焦った様子の不動産屋さんが便器に水が溜まっていないことに気がつく。どうやらトイレの排水トラップがうまく働いてなくて、下水の匂いが直に上がって来てたようだったとみんなで安堵して、再び部屋の点検作業に戻る。

「いやーやばかったっすね」とフランクな口調で点検作業を続ける不動産屋さん。

「こんなんじゃ、うんこできないっすもんね」と僕。

って軽口叩きながら、部屋をウロウロしていたのだけど、実は何も解決していなかったのだ。点検も無事終わって、不動産屋さんともう匂いはしないと思うけど一応もう一回トイレ見ておきますかという流れになってトイレのドアを開けてみると、もうとっくに消えているはずの匂いは未だに存在感を薄めることなくそこに漂っていたのです。

 

ゲホゲホ言いながら、トイレのドアを一旦閉めて不動産屋さんと作戦会議。

水を何度も流したりして、あれこれ試してみても全然改善する気配なし。

結局今日は何も打つ手がないということで解散になってしまった。あートイレってめっちゃ重要やぞ!どうすんねん…

とまぁ先が思いやられるのです。涙