生活とらっきょう

今日で閉幕のエッシャー展に、金曜日ギリギリで駆け込むことができました。噂に聞いていた通りの盛況ぶりで、チケットを買うだけでも5分から6分、さらに美術館に入館するのにさらに30分ほど待ちました。夏休みがもう始まっているからか、中高生や大学生の姿も多かったです。ここ最近は、東京の美術館の企画に目が離せないものが多くて、アルチンボルト展やプラド美術館展などを見に行ったのですが、エッシャー展ほどの賑わいは到底なかったです。

館内に入ってからも大混雑だったので、正直なところ、一枚の絵の前に長い時間立ち止ってみるということはできませんでした。展示自体は、僕のようなエッシャーの絵を図版でちらっとしか観たことのない素人でも、楽しめるよう巧みに分類、配置されていました。しかし、かなりの作品が集められているので、ずーっと同じペースで観るのは、かなり厳しいです。歪んだ鏡面に映し出した自分の姿を描いた作品や、超現実的な建築物を描いた「滝」などの作品は、最後の方に展示されているので、そこにたどり着いたときには、人混みで完全にヘロヘロになってしまい、じっくりと観る体力が残っていませんでした。自分の関心のないところは気持ち半分に見て(それがなかなか難しいのですが…)目当ての作品に時間をかけたかったなぁというのが反省点です。

本当に図版で観るのとは全然違って、精緻に引かれた線一本一本や、紙の質やインクの色味などが織りなすエッシャー独特の世界は、超陳腐な言い方ですが、何時間でも観ていたくなります。それだけに、もっと空いているときにゆっくりと来たかったです涙

 

次は興味のある展示がきたときには、いい感じの平日に行ってこようと思います。

そんで今日は、これまた話題の映画「カメラを止めるな」を観てきたのですが、これについては、また日を改めて書こうと思います。